☆やまなか動物病院のブログです☆
2014年6月30日 月曜日
猫の飼い方④
こんばんは。院長の山中です。
今日は猫のトイレについてです。
猫は特にしつけなくても
箱と猫砂があればそこでしてくれるので
犬に比べればとても楽です。
トイレの箱も猫砂もいろいろなタイプがありますが
片付けやすく衛生的なもので猫の好みにあえば
基本的には何でもいいと思います。
猫好き多頭飼育の I 先生はプラスチック製の衣装ケースを使っているそうです。
(太った猫でもゆったり用が足せます。)
ただ、尿の観察ができるとうい点では固まる砂ではなく
下にトレーの付いたものがいいと思います。
このタイプは尿が砂に吸収されず下に落ちるので
血尿(ネコはよく膀胱炎になります)のときに
気付きやすくなりますし、トレーのペットシーツを抜いておけば
尿を採取することもできます。
これで結石や尿糖の検査ができるので
病院で簡単には尿を取らせてくれない
病気持ちの猫ちゃんにお勧めです。
いずれにしてもトイレはできるだけキレイにしてあげましょう。
猫はトイレが汚れていると違う場所で排泄したり
トイレを我慢することによって膀胱炎や便秘の一因となることもあります。
また猫が頻繁にトイレに行くときは要注意です。
膀胱炎を起こしていたり、
雄猫では尿道に結石・結晶が詰まっているかもしれません。
(これは尿道閉塞といって命に関わる救急疾患です。)
ですので時々排尿・排便の状態をチェックしてあげましょう。
下にトレータイプのトイレです。
プライバシー保護のため写真をぼかしてあります。
(これはピンボケと言ってカメラマンの腕に関わる問題です。)
投稿者 やまなか動物病院