☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年9月 4日 木曜日

猫の飼い方⑨異物誤食



こんばんは。
院長の山中です。




最近、病院猫のふじ子もだいぶ大きくなり

そろそろ避妊手術をしようかと考えています。





このぐらいの年齢で気を付けたいこととして

異物の誤食があります。





この時期は好奇心が強く色々な物を食べてしまうことがあります。






代表的なものとして毛糸や針付きの裁縫糸などの

ひも状の異物を食べてしまうことがあります。






うちの子はそんなもの食べないと思われるかもしれませんが

異物誤食の症例ではかなり多く見られるものです。






美味しくて食べているわけではないと思いますが

ひもをかじっているうちに徐々に飲み込んでいき

途切れることなく飲んでしまうこともあります。





場合によっては肛門からひもが出てきて

それが口までつながっていることもあります。






一見、滑稽に見えますが実は緊急事態です。

お腹の中では腸管が巾着袋を占める要領で縮んでしまいます。

(ひも状異物がが巾着袋の口についているひもで腸管が巾着袋の口です。)







下の写真はひも状異物により腸管の一部が縮んでしまっています。



この状態になると腸管への血流が悪くなり穴が開いてしまったり

ひもでこすれることによって腸管が切れてしまうこともあります。




こうなってしまうと治療法は手術でひもを取り出すしかなくなってしまいます。

また場合によっては壊死した腸管を切り取らなければならないこともあります。






この様に重症になってしまうことが多いので

毛糸や裁縫用の糸(針ごと飲み込みます)、ほつれたカーペット、リボンなど

ひも状異物になりそうなものには注意しましょう。





http://www.yamanaka-vet.com/index.html

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2014年9月 3日 水曜日

シャンプーの頻度について



こんにちは☆受付のひでみです(*^^*)ノ



今日はトリミングでよく聞かれるシャンプーの頻度についてお話します(^^)




犬は人間と違ってさらさらとした汗はほとんどかきませんが、
実はベトベトした汗のような物をかいています。

また、犬の毛は常に外の世界に露出した状態なので、
汚れが付いたりダニの住みかになりやすいと言われています。
そのため、シャンプーが重要となってきます。



犬をシャンプーする目的はいくつかありますが、
犬は自分の匂いが消えることを生理的に嫌う動物です。

ですからあまり頻繁に入浴して体の匂いを変えてしまうと、
逆にストレスがたまってしまうこともありますので注意が必要です。


また過剰な入浴は犬の皮脂を洗い流してしまい、
皮膚炎の原因にもなりますので、
シャンプーをしすぎるのも良くありません。




シャンプーの頻度としては、一般的に月1回を目安にと言われています。
(しかし、短毛種のように濡れタオルで軽く被毛表面を拭くだけで
十分と判断される場合は、無理にシャンプーする必要はありません。)



今日はペットの皮膚の状態を確認してみてはいかがでしょうか?



やまなか動物病院では、トリミングコースの他に、シャンプーコースも行っております。

獣医師が皮膚の状態を確認し、状態に合わせたシャンプーで行っていきますので
皮膚にお悩みの方はご利用下さい。



只今、初回1000円割引中です!!







写真は ''ゆずぽん''

7歳


貫禄あり。






神奈川県横須賀市佐原のやまなか動物病院は
明日も19時まで診療しています。

http://www.yamanaka-vet.com

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2014年9月 2日 火曜日

ペットたちのご紹介☆パート33

やまなか動物病院に通院してくださった
ワンちゃんたちのご紹介ですconfidentnote




cherry キティちゃん cherry
10歳 メス
大人しくってお上品rougeheart02

癒し姫virgoキティちゃんheart02heart02



普段からじっと過ごしていてhouse
ご飯restaurantのときだけ動く!!!!

食べ物には勝てないキティちゃんdeliciousheart01

ダレに似たんだろう...

他のワンちゃん達が走っていてもポケーッと眺めてeyeheart02
絶対!!! 参加しないおしとやかさっshine



でも...ひたすら便秘だそうですcoldsweats02sweat01



今日ものんびり過ごしているのかなcatfaceheart02

とっても可愛らしいup癒し系キティちゃんでしたっhappy01heart02

....................................................................................


clover シンバちゃん clover
3歳 オス

とっても大人しくってbellいい子さんwinkheart02

キレイなお顔のflairシンバちゃんheart02heart02



診察室でもジッと落ち着いていてshine

『可愛いheart02可愛い』と連呼していた飼い主さんもheart02

可愛かったですよsign05lovely



こんな大人しいシンバちゃんconfidentsign03

大好物のガムを目の前にすると...

凶暴になるらしいんですangryrestaurant

それも『尋常じゃないくらいなんですっimpact!!』と、

そうとう凄いんでしょうね...coldsweats01sweat01



とっても優しい雰囲気のご家族の中でshine

すくすく平和にheart02育っていって下さいねsmileheart02

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2014年9月 1日 月曜日

こんな症状ありませんか?腫れやしこり

こんにちは☆看護師の市川です(^^)/



だいぶ気温も低くなり過ごしやすくなりましたね!
今日なんて肌寒いくらいです((+_+))体調に気お付けて下さい!!




今日はこんな症状はありませんかシリーズ☆
腫れやしこりについてです。






皮膚が腫れる原因としては、
炎症・アレルギーによる丘疹・紅斑・膨疹や打撲・内出血などがあり




しこりができる原因としては、

炎症が続いたことにより患部がコリコリと固くなる肉芽腫(腫瘍ではありません)や
膿が貯まった膿瘍などがあります。





また、これら以外にも腫れやしこりの原因となるものはあり、
その中でも注意しなければいけないものとして 腫瘍による腫れ・しこりがあります。






腫瘍とは、皮膚の表面や皮下にできる、一般的にはしこりやコブのようなものをいいます。

ゆっくり増殖して他の器官などには転移しない良性腫瘍と、
一気に増殖し他の器官に転移する悪性腫瘍、すなわちガンとがあります。



ワンちゃんは比較的ガンにかかりやすい傾向があり、
人間同様に高齢犬ほどガンの発症率は高く、
死亡原因の第1位にもなっています。



一般的な良性の皮膚腫瘍は、、、




【 脂肪腫 】
脂肪腫は最も一般的な柔らかい皮膚腫瘍です。
脂肪腫は柔らかく、細針吸引によって簡単に確認できます。
犬の動きや快適さを妨げない場合は、切除する必要はないと言います。



【 乳頭腫 】
乳頭腫は、一般的に犬の「イボ」として知られています。
乳頭腫は脂肪腫よりも小さいものです。

子犬に発生した乳頭腫は、ほとんどウイルス性であり、
子犬の免疫力が成熟すると共に通常数ヶ月で消えます。

高齢犬は、乳頭腫が細針吸引によって簡単に確認できます。

小さなキノコのようで指状のイボの場合は、心配することはありません。
しかし、大きく潰瘍した乳頭腫の場合は、手術切除と生検する必要があります。




【 黒色腫(メラノーマ) 】
黒色腫は犬の一般的な皮膚腫瘍です。
場所によって、良性と悪性の両方があります。
皮膚に発生する黒色腫は一般的には良性です。



【 他の良性皮膚腫瘍 】
他の一般的な良性の皮膚腫瘍は、ワックス腺嚢胞(腺腫)、基底細胞腫瘍、毛包腫瘍などです。
しかし、偶にはこれらの良性の皮膚腫瘍が癌になる可能性があります。
したがって、念のためすべての皮膚腫瘍は細針吸引で診断されたほうがいいでしょう。






一般的な悪性犬の皮膚腫瘍は、、、



【 扁平上皮癌 】
犬の扁平上皮ガンとは、生体の表面を覆っている上皮の一種である扁平上皮がガン化した状態を言い、
皮膚に生じて肉眼で確認できるようなものは特に有棘細胞ガンとも呼ばれます。
犬では耳、鼻の先端、爪の根元などによく発生し、犬種や年齢による発症率に差はあまり無いようです。



【 肥満細胞腫瘍 】
この皮膚癌は、組織の肥満細胞から発生し非常に悪性である腫瘍です。
実は、肥満細胞腫瘍は犬にとって最も一般的で致命的な皮膚癌です。
肥満細胞腫瘍の外観は、脂肪腫瘍およびその他の良性の皮膚病変に似ているため、診断が困難だと言います。



【 血管肉腫 】
犬の血管肉腫には3種類があり、

・真皮(皮膚)
皮膚の血管肉腫は暗く、皮膚の病変のように見え、通常は毛がない部分(腹部や太ももの内側)に発生します。

・皮下
皮下血管肉腫は、犬の体の全体どこにでも発生する可能性があり、
腫瘍が柔らかいもの、あるいは潰瘍を伴う硬い腫瘤もあります。

・内臓(脾臓や心臓)
内臓血管肉腫は、最も一般的に犬の脾臓および心臓の右心房に発生します。
内臓血管肉腫の特徴は、局所浸潤および他の場所に広がる傾向があるということです。



【 線維肉腫 】
線維肉腫は、頭蓋骨、脊椎、骨盤、肋骨の線維性結合組織から発生する軟部腫瘍の一種です。
線維肉腫はしばしば皮下であるが、成長すると完全な手術で切除するのが困難になります。
これらの腫瘍は局所浸潤的ですが、体の他の部位に転移する可能性が低いのです。
この皮膚癌は、高齢のオス犬により一般的に発生します。



ワンちゃんの腫瘍をいち早く発見する方法は、
毎日抱いたり、撫でたり、カラダの隅々まで触ることだと思います。
皮膚病や傷だと思って放っておかずに早い段階で気付いてあげて下さいね(●^o^●)!







写真は "ふじ子"


探した時にはおらず、

急いでいる時に 邪魔をする...猫あるある

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