☆やまなか動物病院のブログです☆
2014年9月18日 木曜日
犬の繁殖について
こんにちは。今日は雌犬の繁殖について調べてみました。
雌犬の繁殖には下記のようにいくつのポイントやルールがあるそうです。
① 初回発情では交配させない。
初回発情の年齢では母体が成熟していないためだそうです。
その子の成熟のスピードにもよりますが
小型犬では14か月以降
成熟に時間のかかる大型犬では18か月以降
に交配するのが良いとの意見もあります。
(犬種・固体によって成熟までの時間はかなり幅があるようです。)
② 4歳以上での初交配はリスクあり。
初交配が遅くなるのも中年齢と初産が重なるため
難産などの問題が起きやすいようです。
③ 繁殖犬は8歳までに引退させる。
通常メス犬は6歳までに出産能力のピークを迎えるそうです。
その後は年を取るにつれて
妊娠中の胎子吸収の頻度が高くなる
子犬の出産時体重がより重くなる
産子数が減少する
難産の起こる可能性が高まる
といった問題が起こりやすくなるようです。
④ 出産と出産の間は10か月開ける。
母体の回復のため出産と出産の間は
できれば10か月は開けた方がいいようです。
ちなみに発情間隔は犬種によっても違うようで
ジャーマン・シェパード・ドッグは149日と短く
ボストンテリアは242日と長いそうです。
⑤ 遺伝的疾患のある子は繁殖に用いない。
疾患の遺伝子が広まってしまうため
遺伝的疾患があると分かった犬は
繁殖させられません。
日本の法律では具体的な年齢制限などがある訳ではないようなので
上記のものは倫理的な指針のようです。
(海外では法的な規制がある国もあります。)
神奈川県横須賀市佐原のやまなか動物病院は
夜間救急も対応しています。
http://www.yamanaka-vet.com/index.html
投稿者 やまなか動物病院