☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年10月15日 水曜日

猫の味覚

こんにちは。

院長の山中です。



今日は猫の味覚について書きたいと思います。

猫と犬が味をどれくらい感じるかというと

        猫     犬

苦味     3      1

旨味     2      1

塩味     1      3

酸味     1      1

甘味     0      1


という比率で味を感じているそうです。

そういわれると犬がしょっぱい物や甘いものを食べるのに比べ

猫はそういったものはあまり食べないことも頷けます。

(苦い薬を飲ませると泡を吹くのにも頷けます。)



また、猫がどうのような基準で食べ物を選んでいるかというと

① 鼻の感覚・・・匂い

② 口の感覚・・・食感、味、形、大きさ

③ 摂取後の感覚・・・栄養バランス

のようです。




猫の嗅覚細胞の数は約6500万個あり

人の約500~1000万個に比べかなり多くあります。

(犬は約2億~30億もあるそうで桁違いですね。)

匂いは猫の食欲に強く影響するため

鼻の詰まった猫はフードを食べなくなってしまうこともあります。



一方、味を感じる舌の表面にある味蕾の数は

猫が約500個、犬が約1700個、人が約4000~9000個だそうです。



3つめの栄養バランスについてですが

猫は蛋白質の要求量が多いため甘い食べ物やしょっぱい食べ物より

旨味の多い高蛋白な食べ物を好むようです。

猫は味にうるさいように思いますが

こうしてみるとむしろ匂いと旨味(豊富な蛋白質)にうるさいようです。



ちなみに猫が好む食器の材質は

陶器製、ガラス、プラスチック、ステンレス

の順だそうです。


投稿者 やまなか動物病院

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