☆やまなか動物病院のブログです☆
2014年11月22日 土曜日
湿度について☆
こんにちは。院長の山中です。
最近、息苦しくて目が覚めると
猫が2~3匹胸の上に乗っています。
寒くなるとよくある光景ですが
季節の変わり目は動物たちも
体調を崩しやすくなるので気をつけてあげましょう。
秋から冬になり空気が乾燥してくると
気管虚脱など気管・気管支に問題のある子は
咳などの症状が悪化しやすくなります。
また小さい子や高齢の子は気管支炎や肺炎を
起こしやすくなります。
そのため部屋の湿度が下がりすぎないように
加湿器などで湿度を調整してあげましょう。
目安としては60%前後がいいかと思います。
湿度が低いと気道の粘膜が乾燥するため
細菌・ウイルス・痰・異物などの排出が悪くなり
感染や炎症を引き起こしてしまいます。
ちなみに人のインフルエンザウイルスは
湿度50%以上になると生存率が激減する
ので人のためにも加湿は有益です。
(人のインフルエンザウイルスは犬猫にはうつりませんが フェレットにはうつることがあるそうです。)
また湿度が50%を下回ると肌が乾燥してくるため
犬アトピー性皮膚炎など皮膚の弱い子にもよくありません。
(人の肌に良い湿度は60~65%だそうです。)
やまなか動物病院
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投稿者 やまなか動物病院