☆やまなか動物病院のブログです☆
2014年11月12日 水曜日
緑内障と白内障について
こんにちはっ看護師の市川です
今日は緑内障と白内障についてお話致します
【緑内障】
緑内障は、眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気です。
急性緑内障と慢性緑内障があり、急性緑内障では、急劇な眼圧の上昇にともなって、眼に強い充血が見られ、瞳孔が開いたままの状態になったり、眼(角膜)が浮腫を起こして青灰色に見えたりします。
また、眼の強い痛みによって、まぶたが痙攣したり、涙を流したり、頭を触られることを嫌がったり、嘔吐や食欲・元気の低下といった症状が現れます。
このような状態では、早急に治療しなければ視覚を失う恐れがあります。
眼圧が高い状態のまま、慢性末期に経過すると、眼球が以前より大きい状態になったり、角膜に裏からひびが入ったように見えたりすることがあります。
このような段階では、視神経や網膜が大きなダメージを受けて、すでに視覚が低下あるいは喪失している状態となります。
原因は、先天的または後天的な要因から、角膜と水晶体の間を流れる房水の流れが障害されることが原因で、眼圧の上昇が起こり、その結果、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。
緑内障にはブドウ膜炎といった他の眼の病気など、
後天的な要因から起こる続発性緑内障と、
他の病気をともなわず、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障があります。
緑内障の治療では、点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療で、眼圧のコントロールを行います。すでに視覚が完全に喪失し、目に痛みが伴う場合では、眼球摘出手術が選択されることもあるそうです。
【白内障】
白内障は、人間の白内障と同様、眼の水晶体が白くにごってくる病気で、進行すると視力(視覚)を失うことがあります。
白内障になると、眼の水晶体が白くにごり、視力(視覚)が低下します。
それによって歩行がぎこちなくなり、よく物にぶつかったり階段などの段差につまずくなどの歩行時に異常が見られるようになります。
しかし初期の白内障であれば、犬はわりと支障なく歩くことができるため飼い主さんの発見が遅れる傾向にあります。
白内障の症状の進行程度は原因によって様々で、短期間で急速に眼が見えなくなることもあれば、ゆっくり進行する場合もあります。
また白内障が原因で眼球全体が炎症を起こす
ぶどう膜炎という病気になることもあり注意が必要です!
原因は、先天性のものと後天性のものがあります。
後天性白内障の原因には、外傷や糖尿病などの代謝性疾患、水晶体に影響を与えるような他の眼の病気などがあります。
犬では加齢にともない発症する「加齢性白内障」このほか、生まれつき水晶体が濁ってしまっている「先天性白内障」や遺伝的な要因で生後数カ月から数年といった若齢からなる「若年性白内障」があります。
白内障の治療には、内科的治療と外科的治療があり、視力がまだ失われていない場合には、点眼薬や内服薬で進行を抑える内科的治療を行います。
白内障が進行し日常生活が困難となっている場合には、外科的治療を行います。
しかし、網膜の委縮が起こっている犬では白内障の手術をしても眼は見えないままであるため、手術前に網膜の状態についての詳しい検査を受ける必要があります!
長くなってしまいましたが、
目の病気は早期発見・治療が大切です。
上記の症状、目の異変に気付いた場合は診てもらいましょう!
今日の写真は、
久しぶりの「ふじ子」
近い...
何考えてるのやら
今日は緑内障と白内障についてお話致します
【緑内障】
緑内障は、眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気です。
急性緑内障と慢性緑内障があり、急性緑内障では、急劇な眼圧の上昇にともなって、眼に強い充血が見られ、瞳孔が開いたままの状態になったり、眼(角膜)が浮腫を起こして青灰色に見えたりします。
また、眼の強い痛みによって、まぶたが痙攣したり、涙を流したり、頭を触られることを嫌がったり、嘔吐や食欲・元気の低下といった症状が現れます。
このような状態では、早急に治療しなければ視覚を失う恐れがあります。
眼圧が高い状態のまま、慢性末期に経過すると、眼球が以前より大きい状態になったり、角膜に裏からひびが入ったように見えたりすることがあります。
このような段階では、視神経や網膜が大きなダメージを受けて、すでに視覚が低下あるいは喪失している状態となります。
原因は、先天的または後天的な要因から、角膜と水晶体の間を流れる房水の流れが障害されることが原因で、眼圧の上昇が起こり、その結果、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。
緑内障にはブドウ膜炎といった他の眼の病気など、
後天的な要因から起こる続発性緑内障と、
他の病気をともなわず、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障があります。
緑内障の治療では、点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療で、眼圧のコントロールを行います。すでに視覚が完全に喪失し、目に痛みが伴う場合では、眼球摘出手術が選択されることもあるそうです。
【白内障】
白内障は、人間の白内障と同様、眼の水晶体が白くにごってくる病気で、進行すると視力(視覚)を失うことがあります。
白内障になると、眼の水晶体が白くにごり、視力(視覚)が低下します。
それによって歩行がぎこちなくなり、よく物にぶつかったり階段などの段差につまずくなどの歩行時に異常が見られるようになります。
しかし初期の白内障であれば、犬はわりと支障なく歩くことができるため飼い主さんの発見が遅れる傾向にあります。
白内障の症状の進行程度は原因によって様々で、短期間で急速に眼が見えなくなることもあれば、ゆっくり進行する場合もあります。
また白内障が原因で眼球全体が炎症を起こす
ぶどう膜炎という病気になることもあり注意が必要です!
原因は、先天性のものと後天性のものがあります。
後天性白内障の原因には、外傷や糖尿病などの代謝性疾患、水晶体に影響を与えるような他の眼の病気などがあります。
犬では加齢にともない発症する「加齢性白内障」このほか、生まれつき水晶体が濁ってしまっている「先天性白内障」や遺伝的な要因で生後数カ月から数年といった若齢からなる「若年性白内障」があります。
白内障の治療には、内科的治療と外科的治療があり、視力がまだ失われていない場合には、点眼薬や内服薬で進行を抑える内科的治療を行います。
白内障が進行し日常生活が困難となっている場合には、外科的治療を行います。
しかし、網膜の委縮が起こっている犬では白内障の手術をしても眼は見えないままであるため、手術前に網膜の状態についての詳しい検査を受ける必要があります!
長くなってしまいましたが、
目の病気は早期発見・治療が大切です。
上記の症状、目の異変に気付いた場合は診てもらいましょう!
今日の写真は、
久しぶりの「ふじ子」
近い...
何考えてるのやら
投稿者 やまなか動物病院