☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年11月 8日 土曜日

猫かぜ その他

こんにちは

院長の山中です。



猫かぜを起こすのは主に

猫ヘルペスウイルス1型と猫カリシウイルスですが

その他にも

クラミドフィラ・フェリス(クラミジア)やボルデテラ・ブロンキセプティカ

といった細菌の感染がみられることもあります。



クラミドフィラ・フェリスが感染すると

主に結膜炎を起こし結膜がひどく腫れて膨れ上がってしまいます。

まれに肺炎を起こすこともありますが

主症状は目にでるため単独感染では重症になることは少ないです。

また、感染力はヘルペスやカリシウイルス程強くはないため

感染猫と接触しなければうつりません。



ボルデテラ・ブロンキセプティカ

鼻汁・眼やにに加え肺炎を起こします。

特に子猫や免疫力の低下した猫では

肺炎を起こし重症になることがあります。

咳やくしゃみにより細菌が拡散するため

周囲の猫にもうつってしまいます。

また、この細菌は犬のケンネルコフ(犬の上部気道感染症)の

原因菌でもあり犬にも感染してしまいます。

まれに、人にも感染するため免疫力の低下した人は注意が必要です。


投稿者 やまなか動物病院

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