☆やまなか動物病院のブログです☆
2015年3月 9日 月曜日
備えあれば憂いなし♪ ①
こんにちは!トリマーの武田です
突然ですが、明後日3月11日は東日本大震災から
4年目を迎える忘れてはならない大事な日です
ニュースでも報道されていてみなさまご存じかと思いますが
4年経ってもなお行方不明者がいたり、
仮設住宅で住まわれている人がいたりと
改めて災害の大きさ、復旧の大変さを感じます。
一方、被害を受けたのは人だけでないのです。
ペットたちも多くの被害を受けています。
この震災で死亡したペットの頭数は
確認できているだけで約3000頭だそうです。
あとは確認できていなかったり、放浪していたり、行方不明だったりで
きっとまだまだ多くのペットたちが苦しい状態に
陥っていると思います。
そんななか、聞いたこともあると思いますが
「今後30年の間に首都直下地震が起こる」
といわれていており、
その地震の予想範囲にわたしたちが住む
横須賀も入っているのです。
他人事ではないのです!!!
では!ペットたちが少しでも安全でいれるために
わたしたちは何ができるのか...
それはずばり!備えあれば憂いなし
そりゃそうだという感じですよね(笑)
では具体的に何をしたらいいのでしょうか
答えは...
安全な室内づくり
と
ペットの避難グッズ
を作っておくことです
まずなぜ室内づくりかというと...
東日本大震災が起こった曜日、時間は
「金曜日の14時46分」
つまり平日のお昼すぎで
働いている方はお仕事でいませんし、
学生さんたちも学校にいっていますし、
家事で家にいる時間が前者の方々より
比較的長い主婦の方でもこの時間は
買い物や用事で外出してる方が
多いのではないでしょうか
...ということはペットたちはお家で
お留守番状態なのです
実際どうだったかというと...
約3割くらいはお留守番していたようです
なので!万が一ひとりの時でも大丈夫であるように
お部屋から変えていきましょうということなのです
今の部屋を見回してみてください
高いところに大きな荷物をおいていませんか
(もしくは落ちやすい・転倒しやすい本、食器類がおいてある)
家具は固定されていますか
↓ ↓ ↓
ものの転倒・落下でけが、最悪は圧迫死を
する可能性があります
( 対策 ) 高い所にものを置かない!
下に重い物を置いて重心を低くさせる=転倒防止
噛みついたら危険なものはありませんか
(コンセント・コードなど)
↓ ↓ ↓
火事や感電する可能性があります
( 対策 ) カバーをかけるようにしましょう!
ガラス(窓や食器など)に加工していませんか
↓ ↓ ↓
割れたガラスでけがをする可能性あります
( 対策 ) 窓ガラスには「飛散防止フィルム」を
食器などは滑り止めシールを貼りましょう!
また上でお話した危険な場所=危険地帯 をなくすだけでなく
逆に 安全地帯= ペットたちの避難場所 を作ることも
安全な室内づくりのひとつでも大切です
使用するものとして、キャリーケースが
持たれている方が多いのでいいかと思います
そのキャリーの中で食事・トイレ・睡眠ができるのがいいので
本人たちよりずっと大きいものがいいです
ただ、安全な場所にする=本人が落ち着ける場所にする
ということでもあるので普段からキャリーに入ることを
なれさせておいた方がよいです
安全な室内づくりは...
危険地帯をなくし、安全地帯を作ることです
またそのほかにも家の中には
いろんなものがあると思います
この機会にぜひ一緒にものの整理整頓を
してみてはいかがでしょうか
極端な話をすれば、ものがなければ
今さっきお話した危険地帯はでてこないはずです
捨てるものは捨てる、必要なものはとっておく
さらに必要なものはジャンル分けしてまとめておく
震災などのいざという時に使うものは特に
まとめておけばなお変わると思います
整理整頓することで
お家はすっきりし、大事なペットたちを守ることもでき
一石二鳥です
次回は ペットたちの避難グッズ を紹介します
投稿者 やまなか動物病院