☆やまなか動物病院のブログです☆
2015年7月14日 火曜日
心臓病・僧房弁閉鎖不全症について☆横須賀市・三浦エリアの動物病院
こんにちは~
看護師の市川です
さて今日は心臓病の
「僧房弁閉鎖不全症」
についてです
僧房弁とは左心房と左心室を区切っている
薄い2つの弁をいいます。
この弁は心臓が収縮するときに閉じて
左心室から左心房への逆流を
防ぐ働きをしています
ですが...
高齢になると、この弁が
変形してしまったり、もろくなったりして
きちんと閉まらなくなってしまうんです。
その結果、隙間から血液が逆流してしまい
体に送り出す血液が進行するにつれて
徐々に足りなくなっていきます
それに気づいた心臓が頑張って
血液を送ろうと心拍数を増やす働きをしますが
繰り返すうちに心臓が肥大して弱っていき
さらに病気が進行すると肺に水が溜まり始めます
〈 逆流により心臓が肥大する仕組み 〉
肺に水が溜まってしまうのは
心臓と肺がつながっており
逆流した血液が肺で
流れを止めてしまうためです
このように肺に水がたまった状態を
「肺水腫」といい
それを引き起こすことによって
最悪、亡くなる場合もあるのです
この心臓の病気は
成長するのあたって発症するもの
つまり後天性の病気です
また原因不明である病気でもあります
ただ発症しやすい犬種として
代表的なのはキャバリア
そして、その他の小型犬
(マルチーズ、シーズー、トイプードルなど)
が起こりやすいといわれています
心配な時はかかりつけの先生に診てもらうようにして下さい。
神奈川県横須賀・三浦市エリアのやまなか動物病院でした
投稿者 やまなか動物病院