☆やまなか動物病院のブログです☆
2015年9月 9日 水曜日
胆嚢障害について 横須賀市のやまなか動物病院です☆
こんにちはー
トリマーの武田です
さて!子どもたちの大好きな夏休みが終わり
あっという間に9月になりましたね
それと同時に環境も急に肌寒くなり
今日は台風の影響で雨風がすごいです
外出される方は気をつけてください
ちなみに病院は、
通常通り診察行っております
さて今日は病気のお話
「 胆嚢障害 」
についてお話したいと思います
まず、「胆嚢」という臓器を
ご存じでしょうか
胆嚢というのは...
肝臓に付属するそらまめのような臓器で
肝臓で作られた「胆汁」というものを
濃縮して貯めておく袋のことなんです
形と位置はこんな感じです
(赤い丸で囲んでいるのが胆嚢です)
わんちゃんのおなかから見ると...
ちなみに貯めている胆汁というものは
胆汁酸・胆汁色素・コレステロールなどが含まれ
十二指腸で膵液と一緒になることで
膵液の消化酵素を活発にし
脂肪やタンパク質を分解して
腸から吸収されやすくするという
はたらきをしています
また、腸から吸収された胆汁は
肝臓に戻り、胆汁として分泌される
働きを持っています
このような臓器に障害が起こると...
元気がない食欲がない
嘔吐腹痛
などが起こります
そして一番わかりやすい症状は
「黄疸」
というものです
どんなものかいうと
身体の一部が黄色っぽくなるのです
【わんちゃんの目の黄疸】
【ねこちゃんの耳の黄疸】
黄色っぽいのが分かるでしょうか?
だいたい目をみて確認しますが
耳や皮膚にも黄疸はでてきます
また尿にもでてくることがあり、
その場合は真っ黄色やオレンジ色した尿が
でできます
また黄疸は肝臓にも障害があれば
でる症状なので注意しましょう
この黄疸の症状がでていると
病気がかなり進行していることが多いので
なるべく早く病院に連れて行って
あげてください
以上!
横須賀・三浦エリアの
やまなか動物病院でした
投稿者 やまなか動物病院