病気や症例
2014年11月15日 土曜日
胃捻転について
こんにちは、看護師の市川です
今日は【 胃捻転 】についてお話致します!
胃捻転は、胃の中の発酵したガスが
胃の一部をねじるように回転してしまう状態のことをいいます。
犬の胃拡張同様に血流を妨げるので危険性の高い病気です!!!
犬の胃捻転はご飯をガッツリと食べる犬種に多くおこります。
早食いがちのわんちゃんは注意が必要です
特に犬種では、コリー、ボルゾイ、シェパードなど胸の深い大型犬で多く見られますが、
ダックスフンド、ペキニーズ、コッカー・スパニエルなど、
小型犬や中型犬でも見られることがあるとも言われています。
【 症状 】
● 腹部がふくれる
● 腹痛(触ると痛がる)
● 嘔吐
● 頻繁なゲップ
● 水を大量に飲む
● 大量のよだれ
● えづく(吐こうとするが何もでない)
治療が遅れると、死に至ることが多くあります!!!
【 原因 】
明らかな原因は不明ですが、食事や水の大量摂取(早食いや一気飲み)、
食後すぐの運動などが要因と考えられています。
【 予防 】
この病気になりやすい犬種では、食事を1回に大量に食べさせず、
食事回数を日に2〜3回にして1回の食事量を少なくします。
水も一気にたくさん飲ませないように心がけ、常に新鮮な水を十分に与えるようにしたり、
ドライフードを水でふやかしてから与えるようにしたりすると良いでしょう。
また、食後や水を沢山飲んだ後はしばらく休息させてから運動をするようにしましょう!!!
最近、飼っているワンコと電車に乗る機会が増えて
キャリーに入れるんですけど、重たくて重たくて
体重が6㎏でキャリー自体も結構重く、手で持つタイプなので
傾いたりしてワンコにもストレスになるんだろうなと思い
キャスターがついてたらな~とか
動くたびにワンコに衝撃あたえずにすむのないかな~と
探してたらぴったりなのが
キャスターでガタガタするところはショルダーで運べるので
ちょっぴり大きいワンちゃんには楽!ですよね
家に届き次第またお話致します
今日は【 胃捻転 】についてお話致します!
胃捻転は、胃の中の発酵したガスが
胃の一部をねじるように回転してしまう状態のことをいいます。
犬の胃拡張同様に血流を妨げるので危険性の高い病気です!!!
犬の胃捻転はご飯をガッツリと食べる犬種に多くおこります。
早食いがちのわんちゃんは注意が必要です
特に犬種では、コリー、ボルゾイ、シェパードなど胸の深い大型犬で多く見られますが、
ダックスフンド、ペキニーズ、コッカー・スパニエルなど、
小型犬や中型犬でも見られることがあるとも言われています。
【 症状 】
● 腹部がふくれる
● 腹痛(触ると痛がる)
● 嘔吐
● 頻繁なゲップ
● 水を大量に飲む
● 大量のよだれ
● えづく(吐こうとするが何もでない)
治療が遅れると、死に至ることが多くあります!!!
【 原因 】
明らかな原因は不明ですが、食事や水の大量摂取(早食いや一気飲み)、
食後すぐの運動などが要因と考えられています。
【 予防 】
この病気になりやすい犬種では、食事を1回に大量に食べさせず、
食事回数を日に2〜3回にして1回の食事量を少なくします。
水も一気にたくさん飲ませないように心がけ、常に新鮮な水を十分に与えるようにしたり、
ドライフードを水でふやかしてから与えるようにしたりすると良いでしょう。
また、食後や水を沢山飲んだ後はしばらく休息させてから運動をするようにしましょう!!!
最近、飼っているワンコと電車に乗る機会が増えて
キャリーに入れるんですけど、重たくて重たくて
体重が6㎏でキャリー自体も結構重く、手で持つタイプなので
傾いたりしてワンコにもストレスになるんだろうなと思い
キャスターがついてたらな~とか
動くたびにワンコに衝撃あたえずにすむのないかな~と
探してたらぴったりなのが
キャスターでガタガタするところはショルダーで運べるので
ちょっぴり大きいワンちゃんには楽!ですよね
家に届き次第またお話致します
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL
2014年11月12日 水曜日
緑内障と白内障について
こんにちはっ看護師の市川です
今日は緑内障と白内障についてお話致します
【緑内障】
緑内障は、眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気です。
急性緑内障と慢性緑内障があり、急性緑内障では、急劇な眼圧の上昇にともなって、眼に強い充血が見られ、瞳孔が開いたままの状態になったり、眼(角膜)が浮腫を起こして青灰色に見えたりします。
また、眼の強い痛みによって、まぶたが痙攣したり、涙を流したり、頭を触られることを嫌がったり、嘔吐や食欲・元気の低下といった症状が現れます。
このような状態では、早急に治療しなければ視覚を失う恐れがあります。
眼圧が高い状態のまま、慢性末期に経過すると、眼球が以前より大きい状態になったり、角膜に裏からひびが入ったように見えたりすることがあります。
このような段階では、視神経や網膜が大きなダメージを受けて、すでに視覚が低下あるいは喪失している状態となります。
原因は、先天的または後天的な要因から、角膜と水晶体の間を流れる房水の流れが障害されることが原因で、眼圧の上昇が起こり、その結果、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。
緑内障にはブドウ膜炎といった他の眼の病気など、
後天的な要因から起こる続発性緑内障と、
他の病気をともなわず、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障があります。
緑内障の治療では、点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療で、眼圧のコントロールを行います。すでに視覚が完全に喪失し、目に痛みが伴う場合では、眼球摘出手術が選択されることもあるそうです。
【白内障】
白内障は、人間の白内障と同様、眼の水晶体が白くにごってくる病気で、進行すると視力(視覚)を失うことがあります。
白内障になると、眼の水晶体が白くにごり、視力(視覚)が低下します。
それによって歩行がぎこちなくなり、よく物にぶつかったり階段などの段差につまずくなどの歩行時に異常が見られるようになります。
しかし初期の白内障であれば、犬はわりと支障なく歩くことができるため飼い主さんの発見が遅れる傾向にあります。
白内障の症状の進行程度は原因によって様々で、短期間で急速に眼が見えなくなることもあれば、ゆっくり進行する場合もあります。
また白内障が原因で眼球全体が炎症を起こす
ぶどう膜炎という病気になることもあり注意が必要です!
原因は、先天性のものと後天性のものがあります。
後天性白内障の原因には、外傷や糖尿病などの代謝性疾患、水晶体に影響を与えるような他の眼の病気などがあります。
犬では加齢にともない発症する「加齢性白内障」このほか、生まれつき水晶体が濁ってしまっている「先天性白内障」や遺伝的な要因で生後数カ月から数年といった若齢からなる「若年性白内障」があります。
白内障の治療には、内科的治療と外科的治療があり、視力がまだ失われていない場合には、点眼薬や内服薬で進行を抑える内科的治療を行います。
白内障が進行し日常生活が困難となっている場合には、外科的治療を行います。
しかし、網膜の委縮が起こっている犬では白内障の手術をしても眼は見えないままであるため、手術前に網膜の状態についての詳しい検査を受ける必要があります!
長くなってしまいましたが、
目の病気は早期発見・治療が大切です。
上記の症状、目の異変に気付いた場合は診てもらいましょう!
今日の写真は、
久しぶりの「ふじ子」
近い...
何考えてるのやら
今日は緑内障と白内障についてお話致します
【緑内障】
緑内障は、眼圧(眼球の内部の圧力)が高くなることによって視覚障害を起こす病気です。
急性緑内障と慢性緑内障があり、急性緑内障では、急劇な眼圧の上昇にともなって、眼に強い充血が見られ、瞳孔が開いたままの状態になったり、眼(角膜)が浮腫を起こして青灰色に見えたりします。
また、眼の強い痛みによって、まぶたが痙攣したり、涙を流したり、頭を触られることを嫌がったり、嘔吐や食欲・元気の低下といった症状が現れます。
このような状態では、早急に治療しなければ視覚を失う恐れがあります。
眼圧が高い状態のまま、慢性末期に経過すると、眼球が以前より大きい状態になったり、角膜に裏からひびが入ったように見えたりすることがあります。
このような段階では、視神経や網膜が大きなダメージを受けて、すでに視覚が低下あるいは喪失している状態となります。
原因は、先天的または後天的な要因から、角膜と水晶体の間を流れる房水の流れが障害されることが原因で、眼圧の上昇が起こり、その結果、網膜や視神経が圧迫され視覚障害が引き起こされます。
緑内障にはブドウ膜炎といった他の眼の病気など、
後天的な要因から起こる続発性緑内障と、
他の病気をともなわず、先天的・遺伝的な要因から生じる原発性緑内障があります。
緑内障の治療では、点眼薬や内服薬などによる内科的治療やレーザー治療などの外科的治療で、眼圧のコントロールを行います。すでに視覚が完全に喪失し、目に痛みが伴う場合では、眼球摘出手術が選択されることもあるそうです。
【白内障】
白内障は、人間の白内障と同様、眼の水晶体が白くにごってくる病気で、進行すると視力(視覚)を失うことがあります。
白内障になると、眼の水晶体が白くにごり、視力(視覚)が低下します。
それによって歩行がぎこちなくなり、よく物にぶつかったり階段などの段差につまずくなどの歩行時に異常が見られるようになります。
しかし初期の白内障であれば、犬はわりと支障なく歩くことができるため飼い主さんの発見が遅れる傾向にあります。
白内障の症状の進行程度は原因によって様々で、短期間で急速に眼が見えなくなることもあれば、ゆっくり進行する場合もあります。
また白内障が原因で眼球全体が炎症を起こす
ぶどう膜炎という病気になることもあり注意が必要です!
原因は、先天性のものと後天性のものがあります。
後天性白内障の原因には、外傷や糖尿病などの代謝性疾患、水晶体に影響を与えるような他の眼の病気などがあります。
犬では加齢にともない発症する「加齢性白内障」このほか、生まれつき水晶体が濁ってしまっている「先天性白内障」や遺伝的な要因で生後数カ月から数年といった若齢からなる「若年性白内障」があります。
白内障の治療には、内科的治療と外科的治療があり、視力がまだ失われていない場合には、点眼薬や内服薬で進行を抑える内科的治療を行います。
白内障が進行し日常生活が困難となっている場合には、外科的治療を行います。
しかし、網膜の委縮が起こっている犬では白内障の手術をしても眼は見えないままであるため、手術前に網膜の状態についての詳しい検査を受ける必要があります!
長くなってしまいましたが、
目の病気は早期発見・治療が大切です。
上記の症状、目の異変に気付いた場合は診てもらいましょう!
今日の写真は、
久しぶりの「ふじ子」
近い...
何考えてるのやら
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL
2014年11月11日 火曜日
乳腺腫瘍 悪性と良性について
こんにちは 看護師の市川です
今日は乳腺腫瘍の悪性と良性の見分け方について
お話したいと思いますっ
良性の乳腺腫瘍は成長の仕方が比較的ゆっくりで、
時間が経ってもあまり大きさに変化がないことがほとんどです。
良性皮膚腫瘍の形状が明確で皮膚の下に自由に移動できるのが特徴です。
通常、犬は痛みを感じません。
それに対して悪性の乳腺腫瘍の多くは大きくなる速度が速く、形もいびつで
触ってみると腹壁や胸壁など下の組織にくっついていることがあります。
いずれにしても、犬の腫瘍は早期発見・早期治療が何より大切です。
日頃からペットの体をよく触ってあげて下さいね
腫瘍の事でお困りなら、お気軽にご相談ください。
今日の写真は
トリミング中のあずきちゃん
可愛いでしょ
フリフリにしてもらいました
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL
2014年11月 8日 土曜日
猫かぜ その他
こんにちは
院長の山中です。
猫かぜを起こすのは主に
猫ヘルペスウイルス1型と猫カリシウイルスですが
その他にも
クラミドフィラ・フェリス(クラミジア)やボルデテラ・ブロンキセプティカ
といった細菌の感染がみられることもあります。
クラミドフィラ・フェリスが感染すると
主に結膜炎を起こし結膜がひどく腫れて膨れ上がってしまいます。
まれに肺炎を起こすこともありますが
主症状は目にでるため単独感染では重症になることは少ないです。
また、感染力はヘルペスやカリシウイルス程強くはないため
感染猫と接触しなければうつりません。
ボルデテラ・ブロンキセプティカは
鼻汁・眼やにに加え咳や肺炎を起こします。
特に子猫や免疫力の低下した猫では
肺炎を起こし重症になることがあります。
咳やくしゃみにより細菌が拡散するため
周囲の猫にもうつってしまいます。
また、この細菌は犬のケンネルコフ(犬の上部気道感染症)の
原因菌でもあり犬にも感染してしまいます。
まれに、人にも感染するため免疫力の低下した人は注意が必要です。
院長の山中です。
猫かぜを起こすのは主に
猫ヘルペスウイルス1型と猫カリシウイルスですが
その他にも
クラミドフィラ・フェリス(クラミジア)やボルデテラ・ブロンキセプティカ
といった細菌の感染がみられることもあります。
クラミドフィラ・フェリスが感染すると
主に結膜炎を起こし結膜がひどく腫れて膨れ上がってしまいます。
まれに肺炎を起こすこともありますが
主症状は目にでるため単独感染では重症になることは少ないです。
また、感染力はヘルペスやカリシウイルス程強くはないため
感染猫と接触しなければうつりません。
ボルデテラ・ブロンキセプティカは
鼻汁・眼やにに加え咳や肺炎を起こします。
特に子猫や免疫力の低下した猫では
肺炎を起こし重症になることがあります。
咳やくしゃみにより細菌が拡散するため
周囲の猫にもうつってしまいます。
また、この細菌は犬のケンネルコフ(犬の上部気道感染症)の
原因菌でもあり犬にも感染してしまいます。
まれに、人にも感染するため免疫力の低下した人は注意が必要です。
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL
2014年11月 7日 金曜日
猫かぜ 猫カリシウイルス
こんにちは。
院長の山中です。
前回は猫ヘルペスウイルス1型について書いたので
今回は猫カリシウイルスについて書きたいと思います。
このウイルスに感染すると
鼻炎や結膜炎によるくしゃみ・眼やに等
ヘルペスウイルスと似た症状が出ますが
その他に特徴的な症状として
口内炎・舌潰瘍や関節炎を起こします。
特に口内炎や舌の潰瘍は痛みが強いため
鼻炎と合わせてフードを食べない原因となり
衰弱してしまうことがあります。
また、肺炎を起こした場合も重症になることがあるので
注意が必要です。
このウイルスもヘルペスウイルスと同様に
鼻汁や眼やになどの分泌物中に排泄されます。
やっかいなことに感染猫は
回復した後も1ヶ月以上ウイルスを排泄し続けるうえ
ウイルス自体も強く環境中でも一カ月以上生き残るため
周囲の猫に感染を広めてしまいます。
さらに、このウイルスは変異が激しいため
一度感染から回復して免疫ができても
異なる型のウイルスに感染した場合は再度、発症してしまいます。
そのためワクチンを打っていても発症してしまうこともあります。
また、近年では病原性が強く全身症状を引き起こす
強毒全身性猫カリシウイルスが報告されています。
このウイルスは発熱・皮下浮腫・頭部や下肢の潰瘍・黄疸などの
全身症状を起こし、その死亡率は67%にも上ると言われています。
また、特徴として成猫の方がより重篤な状態になるようです。
通常のカリシウイルス感染症ではしっかり治療すれば
重症になることは少ないのでくしゃみや眼やにがみられたら
早めに対処してあげてください。
院長の山中です。
前回は猫ヘルペスウイルス1型について書いたので
今回は猫カリシウイルスについて書きたいと思います。
このウイルスに感染すると
鼻炎や結膜炎によるくしゃみ・眼やに等
ヘルペスウイルスと似た症状が出ますが
その他に特徴的な症状として
口内炎・舌潰瘍や関節炎を起こします。
特に口内炎や舌の潰瘍は痛みが強いため
鼻炎と合わせてフードを食べない原因となり
衰弱してしまうことがあります。
また、肺炎を起こした場合も重症になることがあるので
注意が必要です。
このウイルスもヘルペスウイルスと同様に
鼻汁や眼やになどの分泌物中に排泄されます。
やっかいなことに感染猫は
回復した後も1ヶ月以上ウイルスを排泄し続けるうえ
ウイルス自体も強く環境中でも一カ月以上生き残るため
周囲の猫に感染を広めてしまいます。
さらに、このウイルスは変異が激しいため
一度感染から回復して免疫ができても
異なる型のウイルスに感染した場合は再度、発症してしまいます。
そのためワクチンを打っていても発症してしまうこともあります。
また、近年では病原性が強く全身症状を引き起こす
強毒全身性猫カリシウイルスが報告されています。
このウイルスは発熱・皮下浮腫・頭部や下肢の潰瘍・黄疸などの
全身症状を起こし、その死亡率は67%にも上ると言われています。
また、特徴として成猫の方がより重篤な状態になるようです。
通常のカリシウイルス感染症ではしっかり治療すれば
重症になることは少ないのでくしゃみや眼やにがみられたら
早めに対処してあげてください。
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL