病気や症例
2014年11月 6日 木曜日
猫かぜ
院長の山中です。
最近、寒くなってきたせいか
くしゃみや眼やにの症状で来院される
猫ちゃんが多くなった気がします。
この俗に猫かぜと言われる上部気道の感染症は
ウイルス・細菌・クラミジアなどが原因になりますが
特に
猫ヘルペスウイルス1型(FHV-1)と猫カリシウイルス(FCV)
によるものが多くみられます。
猫ヘルペスウイルス1型に感染すると結膜炎や鼻炎をおこし
結膜が赤く腫れ涙や眼やにが出たりくしゃみや鼻汁がみられます。
さらに結膜だけでなく角膜炎を起こすことがあり
角膜が白く濁ったり、穴が開いてしまうこともあります。
この場合、視力に影響がでたり
最悪、失明することもあるため注意が必要です。
また、子猫や免疫力の低い猫では
重症になり肺炎を起こしてしまうこともあります。
このウイルスは鼻汁や眼やになどの
分泌物中に含まれているため
くしゃみによって広範囲にばらまかれ
同居猫にも感染が広がってしまいます。
また、このウイルスの特徴として
症状が治まったあとも神経節等に潜んでおり
ストレスを受けたり体調を崩した際に
再発してしまうことがあります。
体力のある成猫では亡くなることは少ないですが
子猫や体力の低下した猫では重症になることもあるので
しっかり治療してあげましょう。
また上記のように潜伏感染してしまうので再発防止のため
ストレスのない生活や健康管理をしてあげることも重要です。
最近、寒くなってきたせいか
くしゃみや眼やにの症状で来院される
猫ちゃんが多くなった気がします。
この俗に猫かぜと言われる上部気道の感染症は
ウイルス・細菌・クラミジアなどが原因になりますが
特に
猫ヘルペスウイルス1型(FHV-1)と猫カリシウイルス(FCV)
によるものが多くみられます。
猫ヘルペスウイルス1型に感染すると結膜炎や鼻炎をおこし
結膜が赤く腫れ涙や眼やにが出たりくしゃみや鼻汁がみられます。
さらに結膜だけでなく角膜炎を起こすことがあり
角膜が白く濁ったり、穴が開いてしまうこともあります。
この場合、視力に影響がでたり
最悪、失明することもあるため注意が必要です。
また、子猫や免疫力の低い猫では
重症になり肺炎を起こしてしまうこともあります。
このウイルスは鼻汁や眼やになどの
分泌物中に含まれているため
くしゃみによって広範囲にばらまかれ
同居猫にも感染が広がってしまいます。
また、このウイルスの特徴として
症状が治まったあとも神経節等に潜んでおり
ストレスを受けたり体調を崩した際に
再発してしまうことがあります。
体力のある成猫では亡くなることは少ないですが
子猫や体力の低下した猫では重症になることもあるので
しっかり治療してあげましょう。
また上記のように潜伏感染してしまうので再発防止のため
ストレスのない生活や健康管理をしてあげることも重要です。
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL
2014年11月 4日 火曜日
子宮蓄膿症について☆
こんにちは看護師の市川です
今日は子宮蓄膿症について書きたいと思います
子宮蓄膿症は、子宮の内側に膿が貯まる病気です。
原因は、内分泌的にプロジェステロンというホルモンが出ているときになりやすく、雌犬の発情周期では発情休止期といい発情期が終了してから、約60日以内の発症がそのほとんどです。
細菌感染も重要であり、約80%が大腸菌であると言われています。肛門、外陰部からの侵入が考えられ、子宮内は本来、無菌です!
交配の有無とは関係なく、5~6歳以上で未経産や長く繁殖を休止している犬にみられます。
症状は、典型的なものとして...
食欲不振、多飲多尿、嘔吐、腹部の膨満と下垂、外陰部の腫大、膣からの分泌物の排出がありますが、子宮頸管が閉鎖していて膣から分泌物が流れ出ないこともあり、このような場合、飼い主さんによる発見が遅れ、より重症となっていることも...
治療法は、大きく分け二通りあり、今後子ども(産子)を希望しない場合は、卵巣・子宮摘出手術を行います。
子ども(産子)を得たい場合は、ホルモン剤を投与し子宮からの膿汁の排出を行います。
結果としては、卵巣・子宮摘出手術が一般的であり、そのほうが雌犬の予後はいいと言います。
予防としては、避妊手術をすることです!
適切な時期に行えば乳腺腫瘍などのメス特有の病気も予防することもできます!
この病気は早期発見・早期治療が大事なので、上記のような症状が見られた場合は病院で診てもらいましょう!
話は変わりますが......
カレンダー作りました~!
ご来院の方にプレゼントしています
ご希望があれば変顔をしてお渡しいたします笑
今日は子宮蓄膿症について書きたいと思います
子宮蓄膿症は、子宮の内側に膿が貯まる病気です。
原因は、内分泌的にプロジェステロンというホルモンが出ているときになりやすく、雌犬の発情周期では発情休止期といい発情期が終了してから、約60日以内の発症がそのほとんどです。
細菌感染も重要であり、約80%が大腸菌であると言われています。肛門、外陰部からの侵入が考えられ、子宮内は本来、無菌です!
交配の有無とは関係なく、5~6歳以上で未経産や長く繁殖を休止している犬にみられます。
症状は、典型的なものとして...
食欲不振、多飲多尿、嘔吐、腹部の膨満と下垂、外陰部の腫大、膣からの分泌物の排出がありますが、子宮頸管が閉鎖していて膣から分泌物が流れ出ないこともあり、このような場合、飼い主さんによる発見が遅れ、より重症となっていることも...
治療法は、大きく分け二通りあり、今後子ども(産子)を希望しない場合は、卵巣・子宮摘出手術を行います。
子ども(産子)を得たい場合は、ホルモン剤を投与し子宮からの膿汁の排出を行います。
結果としては、卵巣・子宮摘出手術が一般的であり、そのほうが雌犬の予後はいいと言います。
予防としては、避妊手術をすることです!
適切な時期に行えば乳腺腫瘍などのメス特有の病気も予防することもできます!
この病気は早期発見・早期治療が大事なので、上記のような症状が見られた場合は病院で診てもらいましょう!
話は変わりますが......
カレンダー作りました~!
ご来院の方にプレゼントしています
ご希望があれば変顔をしてお渡しいたします笑
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL
2014年11月 1日 土曜日
犬の甲状腺機能低下症
こんにちはっ!看護師の市川です
今日は甲状腺機能低下症について書きたいと思います!
甲状腺機能低下症は、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が
減少することで起こる病気です。
【症状】
甲状腺機能低下症になると、皮膚に色々な症状が見られるほかに、
全般的に元気が少なくなる、寒がりになる、体重が増える(肥満傾向)といった症状が現れます。
後半の症状は、犬が年をとったせいかな、と思われがちで、病気と気づかれないことが多いようです。
皮膚の症状としては、毛が薄くなったり、抜けたり(脱毛)、皮膚が乾燥してフケが多くなったり、
黒ずんだり厚くなったり、感染を繰り返して起こしたり、といったことが認められます。
また、全体的に犬の顔が哀しそうに見えてくることもあります。
この他、心拍数が遅くなったり、発情が止まったりといった症状が見られることもあります。
重篤になると、昏睡に陥ったり、意識障害を起こしたりする場合もあります。
犬種ではゴールデン・レトリーバー、柴犬、ダックス、
ミニチュア・シュナウザー、プードルなどに多く見られているようです。
【原因】
甲状腺の腫瘍、萎縮、破壊などが原因と考えられています。
この病気の一部には、遺伝的要因の関与が考えられていますが、明らかではありません。
【治療】
治療は、甲状腺ホルモン製剤の投与をおこないます。
薬による効果があれば、用量を調節しながらホルモン補給療法を続けていきます。
甲状腺機能低下症は「わりと元気」に見える病気です。
ですから病気だと思わなかったり、病院に連れてくるのが遅れたりすることも
多いので、日頃からワンちゃんの行動や皮膚の状態などのチェックをしてあげて下さい!
話は変わりますが...
家のワンコ用に抱っこひもが最近届いて
着用したらとっても面白かったのでちょっと紹介しますね(笑)
こんな感じで前に取り付けるんですが
なんとも不恰好で可愛いんですよっ
手足がだらーんってしていて笑っちゃいました(笑)
もともとだっこマンなのでほんとに楽です
これに頼りすぎて運動不足にならないように!!
気を付けます
また面白いのがあったら紹介しますね
今日は甲状腺機能低下症について書きたいと思います!
甲状腺機能低下症は、体の代謝を活発にする役割をもつ甲状腺ホルモンの分泌量が
減少することで起こる病気です。
【症状】
甲状腺機能低下症になると、皮膚に色々な症状が見られるほかに、
全般的に元気が少なくなる、寒がりになる、体重が増える(肥満傾向)といった症状が現れます。
後半の症状は、犬が年をとったせいかな、と思われがちで、病気と気づかれないことが多いようです。
皮膚の症状としては、毛が薄くなったり、抜けたり(脱毛)、皮膚が乾燥してフケが多くなったり、
黒ずんだり厚くなったり、感染を繰り返して起こしたり、といったことが認められます。
また、全体的に犬の顔が哀しそうに見えてくることもあります。
この他、心拍数が遅くなったり、発情が止まったりといった症状が見られることもあります。
重篤になると、昏睡に陥ったり、意識障害を起こしたりする場合もあります。
犬種ではゴールデン・レトリーバー、柴犬、ダックス、
ミニチュア・シュナウザー、プードルなどに多く見られているようです。
【原因】
甲状腺の腫瘍、萎縮、破壊などが原因と考えられています。
この病気の一部には、遺伝的要因の関与が考えられていますが、明らかではありません。
【治療】
治療は、甲状腺ホルモン製剤の投与をおこないます。
薬による効果があれば、用量を調節しながらホルモン補給療法を続けていきます。
甲状腺機能低下症は「わりと元気」に見える病気です。
ですから病気だと思わなかったり、病院に連れてくるのが遅れたりすることも
多いので、日頃からワンちゃんの行動や皮膚の状態などのチェックをしてあげて下さい!
話は変わりますが...
家のワンコ用に抱っこひもが最近届いて
着用したらとっても面白かったのでちょっと紹介しますね(笑)
こんな感じで前に取り付けるんですが
なんとも不恰好で可愛いんですよっ
手足がだらーんってしていて笑っちゃいました(笑)
もともとだっこマンなのでほんとに楽です
これに頼りすぎて運動不足にならないように!!
気を付けます
また面白いのがあったら紹介しますね
投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL