病気や症例

2014年12月29日 月曜日

痒みに対しての対応方法☆

こんにちは☆受付の秀美です(*^^*)ノ

今日は痒みに対しての対応方法についてお話いたします。

痒みの原因は大きく
①外部寄生虫(ノミ・マダニ・疥癬ダニなど)によるもの
②カビや細菌の感染によるもの             
③アレルギーによるもの          があります。



原因が違えば、当然治療も異なります。だjから、原因を確認するのは、適切な治療をするために必須です。



対応として、、、


①外部寄生虫や細菌・カビによる感染を確認します。
(まず今、皮膚で何が増えているか知ることが大切です)

ワンちゃんの皮膚には、ノミやマダニといった眼に見える大きさの寄生虫のほか、
疥癬、アカラス(毛包虫)のように、顕微鏡で探さないと見えない小さなダニも寄生します。



弱くなった皮膚には、細菌(ブドウ球菌など)や、
カビ(マラセチアなど)が増え、感染を起こします。

病原体単独で悪さをすることもあれば、アレルギー性皮膚炎の
2次感染で増殖し、その刺激でさらに炎症を悪化させ、
かゆみも増幅している場合もあります。



②シャンプーは大切!!
皮膚炎の治療の時に大切になってくるのがお家でのシャンプーです。

シャンプーは、病原体・汚れ・アレルゲン、さらに余計な皮脂を落とし、
それらを餌に増える細菌やカビを増えにくくしてくれます。

ただし、効果を上げるためには、その子の肌の状況に合わせた
シャンプーを選び、必要な頻度で行うことが重要です。





<治療時のシャンプーの仕方>
①湯の温度はぬるめ(30℃位)。暖かいとかゆみが増します(;_;)/~~~
②3度洗い・・・(1)まずしっかり水洗い                    
(2)シャンプー1回目             
(3)シャンプー2回目 ⇒しっかり洗い流す

③タオルドライか、冷風ドライヤーあるいは低温風で           
 (温風はかゆみが増します)
④状態に合わせて保湿                            



シャンプーをしているのに、まだ痒みか継続していれば「アレルギー」によるかゆみが考えられます。



↓ ↓ ↓ ↓ ↓



アレルギーの原因は、大きく分けて
①食物アレルゲン           
②環境アレルゲン   があります。


また、皮膚アレルギーの発生経路は、IgEという
抗体の関連する Ⅰ型(すぐに激しい反応を示す)と、


リンパ球が関連する Ⅳ型(時間が経ってから反応が現れる)
の、2つの経路があります。

環境のアレルギー(アトピー)は、すべてⅠ型です。
食物のアレルギーは、Ⅰ型とⅣ型が混在します。

食べ物のアレルギーを疑う場合、
「除去食試験」もしくは「リンパ球反応検査」で調べる事が可能です。



近年ではIgE検査もこれまでの陽性か陰性かだけでなく、
定量(何%か)で表示され、より対応がしやすくなってきています♡


お肌の事で気になる子は 慢性化してしまう前に
かかりつけに相談してみて下さい☆☆☆





アトピーのワンちゃんの皮膚は、セラミドなどの皮膚の保湿成分が
先天的に不足していることが分かっているそうです!!



セラミドは、つけても食べても皮膚に到達できるので、
いろいろな方法でセラミドを補うのもいいでしょう(*^^*)





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年末年始も休まず診療しています。

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2014年12月28日 日曜日

耳や皮膚の痒みについて

こんにちは☆受付の秀美です(*^^*)ノ

今日の内容はアレルギーについてです_(._.)_





近年、アレルギー体質の子どもが増えてきている様に、
わんちゃんねこちゃんにもアレルギー体質の子がとても増えてきているそうです!!



アレルギー反応を起こすものとして、「食事」以外にも「植物」や「虫」「かび」「ほこり」などが原因になります。
(ハエ・タンポポアレルギーなどもあるみたいです!!!!驚きっ)




症状としては、アレルギー体質による皮膚疾患、外耳炎、
下痢をはじめとする消化器疾患、花粉症などの呼吸器疾患などなど、
症状は個々で様々です。





ある日突然、足先や耳を痒がり、
調べてみたら、アレルギーだった。
そんな話も珍しくはありません。



この場合、食ベ物や生活環境の改善が必要になってきます。





外耳炎や皮膚・消化官が慢性的にみられる場合、
アレルギーも原因として考えられるので
一度かかりつけに相談してみて下さい。
(血液検査で調べることも可能です!!)





話は若干変わりますが、、、

勉強しているうちに、、、
人アレルギー??
というのもあるみたいです(;_;)/~~~

詳しくはこちら

http://irorio.jp/utopia/20141108/176528/

ビックリーーー!!!!!









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2014年12月27日 土曜日

ペットの目やに・涙について

看護師の市川です!!



今日は風が強いからか冷えますね...(:_;)

ワンちゃんやネコちゃんたちのように

全身に毛が生えてたら暖かいのかな。

と、思ってみたり......(笑)




さて、今日は【 目やに・涙について 】です。

最近、目やにが多くなった、涙がよく出ていると

思ったことはないですか?

異常な目やに・涙には問題が起きている可能性があります!!




まず、目やには主に眼球の表面の角膜の傷や炎症、

まぶたの内側の結膜の異常などの理由により起こります。

逆さまつげや何からの感染症にかかっても目やにが出ることはあります。

目やにが黒っぽく、目のふちに付着している程度ならあまり心配いりません。




しかし、黄色く粘液性の膿の様な目やにが出たり目が赤く充血したりしている場合は

目の病気と考えられます!



結膜炎、犬ジステンパーウイルス、副鼻腔炎、鼻炎など。




涙が止まらない原因としては、

目の表面を流れた涙を鼻腔へと流しだす涙小管が詰まる病気(流涙症)が考えられます。

他には、角膜炎、チェリーアイなど。




目はとてもデリケートな部位なので、

おかしいなと思ったら診てもらって

治療してあげて下さいっ(:_;)!!!!!





今日の写真は、、、、、

メダカ君の子どもたち!いっぱいです!と

伝えたかったのですが上手く写真に写せない(;_;)/

分かってくれる方がいればそれでいいんです!!!おしまい♡






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2014年12月24日 水曜日

誤飲・誤食


こんにちは☆看護師の市川です♪

今日はきっと枕元に大きな靴下を飾って

寝る子たちがいっぱいですね( *´艸`)♡

どんなプレゼントを頼んだのか気になります...♡




さて、今日は最近!異物誤飲・誤食の子が多いので(;_;)/!!

誤飲・誤食した場合どうしたらよいのかをお話致します(^^)/



万が一、異物を飲み込んでしまった場合、または、摂取したことが疑われる場合には、

決して無理に吐かせようとせずに、できるだけすぐに動物病院に連絡をしてください!!!



とがった部分のあるものや化学薬品は、

無理に吐かせると逆に食道などをキズつけてしまう恐れがあるからです!


また、洗剤や薬品を誤飲し動物病院に行かれる場合は

内容の表示がある袋や箱を持参すると良いでしょう。
その他の場合でも異物の一部などがあれば、



治療方針の目安となりますので持参することをお勧めします。
治療法については摂取した異物の種類や量、

摂取後経過している時間によっても異なりますので、

かかりつけの動物病院とよくご相談ください(^_^)/




誤食の症状は様々ですが、

一般的に嘔吐や下痢、よだれ、食欲不振、元気消失などの症状がみられます。

夜間救急で来る子の14%は誤飲誤食だそうです。

また、0歳において、誤飲事故の発生数が多い上位6犬種は以下のようになっているそうです。

1位 フレンチ・ブルドッグ 7.1%
2位 ゴールデン・レトリーバー 6.8%
3位 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル 6.0%
4位 パピヨン 5.5%
5位 ラブラドール・レトリーバー 5.3%
6位 トイ・プードル 4.5%

誤飲誤食してしまいやすい食べ物ランキングでいえば

1位 人体薬
2位 チョコレート
3位 とり骨
4位 つまようじ、竹串
5位 ネギ類

となっています。

誤飲・誤食してしまった物によっては

命に関わることもあります。

一番大切なのは誤飲・誤食に繋がるような物を

届く範囲に置かないことです!

一度、お部屋に誤飲・誤食の危険性のあるものが

近くにないか確認してみて下さい(*^_^*)☆

今日の写真は、

ちょっと早いですが、2014年を振り返る意味で

昔と今を比べてみた「ふじ子♡」(*^^*)



成長はあっという間です♡

あっ!!!

ケンタッキーの骨も誤飲する子多いんですーーーー\(゜ロ\)(/ロ゜)/

お気を付けて楽しいクリスマスを♡~





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2014年12月20日 土曜日

らせん菌について☆

こんにちは☆看護師の市川です(>_<)!!



今日は「らせん菌」について書きたいと思います☆



最近、飼っているワンコのお腹の調子が悪くて...泣

前から軟便気味だったんですが

今回は水のような便に...(;_;)/

元気もあまりなく...時々、吐いたりもして

血便も続いていているので先生に診てもらいました!



すると便検査で「らせん菌」がうじゃうじゃでした( ;∀;)



らせん菌はらせん状の形態で

カンピロバクター菌が原因となり、細菌性腸炎を起こすそうです!



【原因】

カンピロバクター菌に汚染された食品や水、

感染したどうぶつの排泄物等と接触することで感染します。

感染はしても症状をあらわさないことが多いのですが、

ストレスの多い環境下や免疫力が低下しているときに発症することがあります。



【症状】

粘液性や血様性の下痢、腹痛、嘔吐などの消化器症状が出ます。

また発熱や脱水を伴う場合もあります。

免疫力が低下しているときや、抵抗力の低い子犬で発症することが多くみられます。



【治療】

自然に治癒することもありますが、状況にあわせて抗菌薬を用いることが効果的です。

下痢や嘔吐を伴い脱水症状がみられる時は輸液などで体内の水分を補います。



家のワンコもお薬を飲ませたり、ご飯を消化器サポート系に変えたりと

只今、経過観察中です(;_:)

ちなみに今日は少し血便がでて便も柔らかかったですが

水状ではなく形になっていて!!

嘔吐も止まり元気も戻ってきて順調ですっ(;_;)/♡♡





ワンちゃんにとってもお腹の調子が悪いのは

辛い事なので早期発見・早期治療をしてあげて下さいね!!





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