病気や症例

2014年12月18日 木曜日

猫の下痢について



こんにちは☆受付のひでみです(*^^*)ノ

さむーい!!!!!!!


と言いながら、人生初☆の雪かきができそうな予感に♡わくわくしています!!



今日は猫の下痢についてお話致します!



猫が下痢をするときは、人間と同様に胃、大腸、小腸といった消化器系に何らかの問題が起こっています。



水便が止まらなかったり、便の中に粘液や血液が混ざっていたり、
苦しそうに下痢をしている場合はなんらかの病気の可能性が考えられますので注意が必要です。



考えられる主な原因は、
感染症
肝臓・膵臓の疾患
炎症性腸症患
内部寄生虫
食事性アレルギー
腸内細菌の過剰な増殖
薬物中毒
甲状腺機能亢進症
消化管の腫瘍
尿毒症

などです。



猫が下痢をした原因が、小腸にあるか大腸にあるかで症状は変わってきます。
小腸の場合は、1回あたりの便の量が多くなり、栄養を吸収できずに痩せ細っていきます。

大腸に原因がある場合は、下痢便の量が少なく、何度も粘液や血が混ざった便をする傾向が強いです。
また、排便のポーズだけをとって便が出ない「しぶり」という徴候もみられます。

下痢と同時に嘔吐がみられると、おそらく胃にも原因があります。
水溶性の下痢が続き、嘔吐もあるようなら、重い腸炎、寄生虫、食物アレルギー、
悪性の腫瘍があることも考えられます。
症状が比較的軽度であればお薬で回復しますが、
下痢が治まらず食欲もない場合は、重症の場合が考えられます。
黒っぽい便をする場合は、胃潰瘍、胃がん、
小腸がんによる出血の可能性もあります。



粘液状の便が続くときには寄生虫、大腸がん、食物アレルギー、
巨大結腸症による重症の便秘などが考えられます。

猫の下痢がみられたら、できるだけ早めにかかりつけに相談してみてくださいっ‼





今日の写真は♥




出先でみつけた♥

トリミングのお店♥♥♥






可愛いすぎー‼‼‼いいなぁー(>_<)!!

神奈川県横須賀市佐原のやまなか動物病院は

年末年始も休まず診療しています。

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2014年12月16日 火曜日

犬の肛門周囲腺腫について☆



こんにちは☆看護師の市川です(^O^)/



一昨日は流れ星がすごかったですね☆☆

私は、夜中にベランダに出て

流れ星を見るたびに、お願い事をしました(笑)



さて、今日は肛門周囲腺腫についてお話致しますっ♪



【 症状 】

肛門周囲腺腫では、肛門周囲腺という肛門のまわりの腺組織に硬いしこり(腫瘍)ができます。

犬がしこりを気にしてお尻を舐めたりかいたりすれば、

出血や化膿がみられ、潰瘍ができることもあります。

さらに悪化すれば、排便が困難になることもあります。



【 原因 】

肛門周囲腺腫の発生には、

比較的、老犬に多い症状で、去勢していないワンちゃんがなりやすい病気です。
稀に、避妊済みのメスにも発生しますが、オス犬に多く見られています。
腫瘍自体は、良性のものがほとんどなので命に関わる腫瘍ではありません!



気にして舐めていたりするようであれば

外科的に摘出することもあります。







しっぽの下や肛門の周りのできものが大きくなって心配でしたら

一度診てもらうのもいいと思います!







今日の写真は、、、、、、

最近、独り言の多い先生...です(笑)!!









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2014年12月13日 土曜日

好酸球性肉芽腫症候群について



こんにちは☆看護師の市川と♡受付の秀美です(>_<)☆



今日は【好酸球性肉芽腫症候群】について書きたいと思います♪




症状...

好酸球性肉芽腫症候群の代表的な病型は3種類ありますが、それぞれ症状が異なります。



「 無痛性潰瘍 」では、

おもに上唇や上あごに赤褐色で光沢のある潰瘍病変がぽっこりとできます。

病変部の周囲は少し盛り上がって、

その中心部はややへこんで白っぽく壊死していることが多く、ときに出血します。



無痛性潰瘍の見た目は大変痛々しいですが、痛みやかゆみは通常見られません。

メス猫に多く見られます!


「 好酸球性プラーク(好酸球性局面) 」は、

腹部や内また、脇の下、首、指の間に多く見られます。

かゆみをともなった脱毛と紅斑(皮膚の赤み)があります。



境界がはっきりせず、ただれていることもあれば、

境界のはっきりした異常な盛り上がりで、表面は平らな

病変が多数できることもあります。




「 好酸球性肉芽腫 」は、

太ももの後ろ側や腹部の横側、前足の外側などに多く見られるタイプ(線状肉芽腫)と

口の中に大きな肉芽腫ができたりするタイプがあります。

線状肉芽腫は紅斑と脱毛、フケが見られますが、かゆみはほとんどありません。

口の中に好酸球性肉芽腫ができるものでは、

食べ物や水が飲みにくいといった症状が見られることがあります。




原因...

好酸球性肉芽腫症候群のはっきりした原因はよくわかっていません。

しかし、アレルギーやウイルス、細菌などの感染、寄生虫や蚊による虫さされの過敏症、

自己免疫系疾患、遺伝的要因などが関与している可能性が考えられています。





痛々しいなぁと見ていましたが、

好酸球性皮膚炎になるとほとんど痛みはないんですね(@_@)!!!!

驚きでしたっ!!!!








さてさて、写真といきますかっ...

最近,

ネタ切れぎみなんですっ(-.-)w



今日は、

ダレかにーーーー!!!



トナカイの鼻ーーーーーー!!



移動されてたぁぁぁ~~~(笑)!!!!



マヌケちゃんー(@_@)!!!



ダレだろっ(笑)!!

中学生によく遊ばれている

看板のお人形さんでしたぁ~♡♡♡





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2014年12月12日 金曜日

ホルモン(甲状腺)の病気

こんにちは☆看護師の市川ですヽ(^o^)丿☆



今日は昨日に引き続き、

内分泌疾患についてのお話です☆☆




【 甲状腺機能亢進症 】

症状...

甲状腺ホルモンの影響により、食欲があるのにどんどん痩せていく、
嘔吐、下痢、多飲多尿、頻脈や呼吸が速拍、過剰な換毛、
興奮気味で落ち着きがなくなったり、攻撃的になるなどの行動の変化、
目がぎらぎらする、 などの行動上の変化が見られます。

また、不整脈や心筋症を併発することが多く、病態が進行すると
食欲減退、衰弱が見られることもあります。




原因...

甲状腺自体が腫大することによって起きます。

腫大する原因としては甲状腺腺腫や腺腫様過形成が最も多く(約98%)、

これらは転移することのない良性のものになります。残りの2%は甲状腺癌と言われています。
甲状腺は喉の下方に存在しますが、腫大している甲状腺を触れる場合もあれば、
全く触れない場合もあります。



【 甲状腺機能低下症 】

症状...

甲状腺ホルモンは、エネルギー代謝やタンパク・ビタミン・脂質代謝などに作用するため、
このホルモンの欠乏は身体の活動に関するものから皮膚まで、あらゆる影響を及ぼしてしまいます。


無気力・不活発、食欲増加を伴わない体重増加、徐脈、低体温などで、


皮膚症状は鼻すじや尾、胴体部に左右対称性の痒みを伴わない脱毛、
脱毛部の色素沈着、被毛粗剛、粘液水腫などを伴うこともあります。
また、皮膚が厚くなったり、二次性の膿皮症、皮膚糸状菌症や毛包虫症に罹患する場合もあります。
その他、神経症状や、悲劇的顔貌(sad face)といって悲しい顔をしているようにみえることがあります。



原因...

喉の下辺りにある甲状腺という内分泌器官から産生・分泌される甲状腺ホルモンが
分泌できなくなるため起こります。


ワンちゃんの甲状腺機能低下症の95%は甲状腺自体の機能不全(原発性)が原因であるといわれています。



さ らに、原発性の原因を細かく説明すると、特発性に甲状腺が萎縮してしまうというもの(原因不明)と、
免疫介在性(自己免疫反応により甲状腺が破壊さ れる)あるいは遺伝性によるリンパ球性甲状腺炎
となるものが考えられます。





攻撃的になったや、無気力、不活発、悲しい顔をしているようにみえるなど、

これらホルモンの影響の場合もありますので

気になる方はお気軽にご相談ください。





今日の写真は♡



悩みまくってこれっ(笑)



業者さんからもらった人形に♡

ひつじのスーパーマン!!!!!

なんか、

さんまのまんまの犬みたいになった...



...ひつじ年まで あともう少し!!!











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2014年12月10日 水曜日

ホルモン(内分泌)の病気について

こんにちは☆受付の秀美です(^^♪



今日は、
「いつもボーっとしてて、この子の性格と思っていましたー(@_@)‼」
という飼い主さんの声からっ☆
この内容にしてみました(゜-゜)!!



ホルモンの過剰分泌や分泌不足によって発生する内分泌疾患というものがあります。

内分泌疾患は検査しないとわからない病気ですが、特徴的な症状があります。



【クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)】
症状...
多飲多尿、たくさん食べる、全体的に毛が薄くなる、
左右対称に毛が抜ける、お腹が膨れてくる。

原因...
脳下垂体の過形成や腫瘍、副腎皮質にできた腫瘍によってコルチゾールと呼ばれる
副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される事で起こります。




6歳以上の犬に多く見られ、犬種を問わず発症しますが、特にダックス、
プードル、ポメラニアン、シーズー、ビーグルなどに多い傾向があります。



犬に多く、猫ではまれな病気です。





<アジソン病(副腎皮質機能低下症)>

症状...

食欲が落ちる、元気が無くなる、嘔吐下痢、多飲多尿、などの症状が見られます。
急性では急に元気がなくなり、フラついたり倒れたりショック状態に陥り、
迅速に治療をしなければ命に関わる事があります。

原因...

クッシング症候群とは逆に、副腎皮質からのホルモンが十分に分泌されない事で起こります。
副腎皮質自体が、腫瘍や炎症などで破壊されたり、副腎皮質に指令を出す
視床下部や脳下垂体に異常あって起こる場合があります。



特にメスによく見られ、ビーグルやコリー、ウエスティなどに多い傾向ががあります。





多飲多尿や、いつもボーっとしていたりするのが

その子の性格だけではない場合もありますので

気になる症状が見られる際には、お気軽にご相談ください。





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